既に間取りが決まっている人の、クローゼットの収納プランの立て方
現在、引越し収納プランニングのお客様と、クローゼットについての収納計画について考えています。
「枕棚の高さが〇センチなので、下に〇センチくらいの衣装ケースを置くスペースができます」
「衣装ケースの深さは私はこのくらいあった方がいいと思うので、この商品を何段重ねるのが良いと思うのですがいかがですか?」
「オンシーズンのお洋服はこれに収まるように、量を見直してみてください」
「枕棚の高さは〇センチなので、こんなボックスを使って収納できそうです」
「普段使っていないバッグを枕棚に置くなら、こんな風に収納できます」
そんなやりとりをしています。
そのため、衣類をかけた時のサイズ感をつかんでいることが大切です。
衣類をかけるとどのくらいの長さになる?
枕棚の上端から洋服の下端までのおおよその長さを測ってみました。
残ったスペースの高さと衣装ケースの内寸深さで衣装ケースを選ぶ
かける服の長さが分かると、床面から服の裾や袖までの長さ(高さ)が分かります。
どのくらいの高さが空くのか把握した上で衣装ケースを選びましょう。
衣装ケースの外寸だけで選んでしまうと、「浅くてしまいにくい…」ということがあります。
ご自身の畳み方に合った【内寸深さ】を知っておくことも大事です。
私の畳み方だと、大人の服を収納する衣装ケースは、フィッツユニットケースの高さ23㎝、無印良品のPP収納ケースの高さ24㎝商品などがちょうどいいです。
ベビー服や下着だと高さ18㎝、LLサイズ以上を着る人がいるご家庭や、もこもこのパーカーなどを多くお持ちの方には高さ30㎝のものをお勧めすることがあります。
かけた服と衣装ケースの間にスペースがある時は、部屋着入れや、よく使う靴下や下着を入れるボックスを置いて、【投げ込み収納】にする方法もあります。
この方が引き出しを開けるというアクションが減るので、めんどくさがりの私たち家族には合っています。
既に間取りが決まっている方は、こんな所から収納プランを立ててみると良いと思います。
注文住宅などで、これからクローゼットの形を決める方
注文住宅などで、これから枕棚やハンガーパイプの高さを決める方は、
・掛ける収納にしたい服はどのくらいあるか
・畳む収納にしたい服はどのくらいあるか
・オフシーズンの服はどのくらいのボリュームがあるのか
・今持っている衣装ケースを使うのか、買い替えでもいいのか
・バッグや小物はどうやって収納したいか、どのくらいあるのか
などを考えることから始まります。
例えば、我が家の場合はクローゼットの枕棚高さが154cmです。
引っ越した当初は「前の家から使っていた3段の衣装ケースが置けない!」とマイナスにとらえていたのですが、実は、枕棚のモノも簡単に手が届くので、比較的使用頻度の高いものを置くのに便利です。
普段使いのバッグや、ベルトなどの小物を置いています。
背が高いご夫婦などは、枕棚を標準(180㎝)よりちょっと低めにするだけで、下の方より使いやすくなることもあるかもしれません。
ご自身の身長や、置きたい物に合わせて、オリジナルの使いやすいクローゼットをオーダーできるといいですね。
~関連記事~
クローゼットの枕棚の高さどうする?