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【間取り講座】回遊動線のある片付けやすい家の間取りを考えてみました

2021年4月12日

先日、一級建築士事務所アトリエ橙(だいだい) 奥山裕生さんの「整理収納アドバイザーのための間取り講座」3回目に参加しました。

「自分の理想の家の間取りを描いてみる」というテーマのもと、第2回で考えた間取りをさらに練り直し、再添削。

自分の理想が叶った間取りになったので、ご紹介させてください。

 

我が家の理想の間取り

私の理想の間取りの条件はこんな感じです。

①洗濯物をラクにしまえる動線
②玄関からキッチン収納までの動線を短く(まとめ買いの荷物をサクッとしまえる)
③夫の自転車部屋(最低3帖)
④在宅で仕事ができるコーナー
⑤子供部屋は狭くてよい

第2回の時は2案見てもらったのですが、南側が水回りや書斎などでちょっともったいないんじゃない?というご指摘や、2階の廊下が無駄に広いという課題がありました。(前回のA案、B案はこちらの記事で)

それをもとにC案を作成。

課題を解消しつつ、回遊動線のある間取りになりました。

 

回遊動線 キッチン 間取り

 

玄関入ってすぐ左手にキッチンへの入り口を作ることで、買い物時の重い荷物をすぐにキッチンへ。

若干キッチンボード幅が狭くなってキッチン家電が置ききれなくなりそうなので、ダイニング側の収納の一部もキッチン収納(お茶・コーヒーセットやグラスなど)として使うことにしました。

キッチン収納の狭さをカバーしつつ、家族がコーヒーを入れたりグラスを出したりするのを自然と手伝ってくれるような食事タイムをイメージしています。

 

キッチンボードの裏側が廊下になっているため、奥行き450㎜のキッチンボードで持て余してしまう奥行きを廊下収納にすることもできそうです。

 

お子さんが小さくてあと何年も一緒にお風呂に入るようなご家庭は、リビングと脱衣室の間の壁も引き戸にして、お風呂上りに寒い廊下を通らずすぐリビングに行けるショートカット動線を作るのもいいんじゃないかな、と思います。

(我が家はもう小学生なので、これからはむしろ思春期の女の子対策の方が必要になってくるかな)

 

WIC 入口 寝室 必要ない

ファミリークローゼットがだいぶ浸透してきてはいますが、そうは言っても皆さん収納量が心配なのか、主寝室にもWICをつける方が多いです。

私はとにかく乾いた洗濯物をすぐしまいたいし、「朝起きてすぐ翌日の服装を決めてリビングに下りる」という生活パターンは無理なので、クローゼットは寝室からよりも廊下からのアクセスの方が便利!と思っています。

C案では、階段上ってすぐのところに夫婦のWICがあり、1階の浴室乾燥やドラム式洗濯乾燥機で乾かした洗濯物をより短時間で収納することができます♪

 

そして、リモートワークがまだまだ続きそうな夫と、在宅での仕事の比率が増えている私のために、1階ダイニングと2階主寝室に夫婦それぞれのワークスペースも確保!

 

子供部屋は4.5帖で間に共用のWICを。

女子2人なので、大きくなったら服を貸し借りできるような関係になってくれたらいいなと思って、奥山さん宅のご夫婦の部屋の形をマネさせてもらいました!

 

そして、嬉しかったのが、奥山さんに教えてもらったコツのおかげで2階廊下のムダがなくなり、希望を叶えつつ、前回のA案より3.5帖も床面積を削減することに成功!

150万以上の建築費用の削減につながるそうです。

必要ないスペースに150万円払うより、引っ越してからの生活にお金を使える方がいいですよね。

 

 

講座を通して、家1軒の間取りを描き上げることの難しさを痛感しましたが、自分の理想を形にできる注文住宅の醍醐味をちょっと味わうことができました^^

 

間取りを考える時に大事なこと

実際に間取りを描いてみて感じたのが、「どこにこだわって、どこをあきらめるか」を整理することがとても大事だと感じました。

今回の我が家の場合は、間取りや収納の場所を工夫して家事の嫌いな部分をカバーすることと、夫の自転車部屋。

そのため大きなソファは置けないし、限られた面積で夫の趣味部屋や仕事スペースを作ったので、各部屋の広さは必要最低限のものになりました。

 

何度も何度も間取りを描き直してもらっている人は、

・そもそも自分の理想がハッキリしていない

・あれもこれも盛り込みたくなる

のかもしれません。

 

要望や修正が1つ加わるとどこかにしわ寄せが来ることがあります。

自分たちがこの新しい家で「どんな風に暮らしたいか、譲れないことは何か」の共有認識を家族で持つことだと思います。

 

 

我が家はもう家は建てることはないけど、間取り診断ご相談者さまへのアドバイスに生かしていきたいと思います。

 

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  • この記事を書いた人

新井友紀子

整理収納アドバイザー/住宅収納スペシャリスト。 間取りとお客様のライフスタイルから、ラク家事・ラク片付けにコミットする収納提案をする「間取りから片付く仕組みを作る」メソッドが好評を得ている。 クライアントの自宅へ訪問する「片付けサポート」のほかに、新居の収納プランニングやオンラインでの間取り収納相談なども行っており、サポート・相談実績は400件を超える。

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