新築住宅の間取りで最近人気の『家事室』
『ユーティリティー』とか『ランドリールーム』なんて表現されることもありますね。
家事室って何?
例えば、
・洗濯物を部屋干しして、乾いたらその場で畳んだりアイロンをかけたりできるお部屋
・食品やストックを管理するパントリー
・書類整理や奥様の趣味の時間とスペースを確保する小さな書斎
・LDKを綺麗に保つための、荷物の一時置き
など
「家事室があったらもっと家事がラクになるんじゃないか」「個室まではいらないけどプライベートな空間が欲しい」と思うママの夢が膨らみますよね。
ですが、家事室は本当に必要か、メリット・デメリット踏まえた上でご検討をお勧めしたいです。
家事室のメリット
・家事が効率化する
・大きな収納空間を確保できる
・奥様のすき間時間を有効活用できる
・急な来客時にも散らかった所を見られずに済む
などでしょうか。
家事室のデメリット
・建築面積、建築費用が増える
(またはリビングなど他の部屋が狭くなる)
・家事室にこだわりすぎるあまり、間取り作りが複雑になる
・子供から目が離せなくて、長時間家事室にこもれない
・夏は暑く冬は寒いで、家事室に長時間居たくない
・「臭いものには蓋」の物置状態になる
などです。
そして、家事室を作った結果、奥様が家事を抱え込んでしまうことにならないか?
ということを考えていただきたいと思います。
家事室はなくても家事はできる
我が家は家事室はありませんが、
・洗濯を畳むのと書類整理はリビング・ダイニングで行う
・浴室乾燥と洗濯乾燥機で室内干しは十分
・食品はキッチンに収まる分で十分間に合っている
・クローゼットの前がアイロンとアイロン台の定位置なので、いつでもアイロンがけできる
・急な来客時も、リビング収納や2階の居室にごちゃつく物をカゴに入れて持って行けば隠せる
と家事が十分回せています。
そして、家族の見えるところで家事をすることで、子供と洗濯物を畳んだり、休日に夫婦で書類整理をしたり家計簿をつけたりできるし、家事の時間を孤独に感じません。
家事室を作るなら
家事室を作るなら「何をする家事室が欲しいのか」目的を明確にして担当者に伝えてください。
「オススメされたから」「なんとなく便利そうだから」で作ったら、物置になってしまいますよ。
また、家事室を作ることによって間取りが複雑にならないか、その他の家族の動線が悪くならないか十分に検討して下さい。
家事『室』でなくともよい
家事室が「個室」である必要があるかもぜひ検討して見てください。
・キッチンの隣に扉付き収納を1つ作る
・リビングの一角に奥様の机や本棚を置けるコーナーを1畳設ける
・洗面脱衣室をちょっと広くとる
など、家事『コーナー』を作る
または、
・家事動線を見直し、洗濯物が溜まらない収納計画を立てる
などの工夫だけで、家事効率化、ママの自由時間確保ができるかもしれませんよ。
■「この間取りで家事効率化ができるかな?」のご相談は、オンライン間取り収納相談
■「家事室はないけど家事コーナーを作りたい!家事を効率よく回せるモノの定位置をしっかり考えたい!」のご相談は、オンライン間取り収納相談 または、お引越し前の収納計画『新居のトリセツ』へ
お読みいただき、ありがとうございました。
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