\マンションの廊下収納、リビング収納、奥行が深くて使いにくい!/
\奥行が深い収納スペースを使いやすくしたい!/
というお話をよくお聞きします。
奥行約80㎝のマンション廊下収納
めちゃくちゃ深い!
奥行が深い収納は、十分な収納量があってたくさんの物が入りますが、一方で
・奥に入れたものが取り出しにくい
・奥に何を入れたか忘れてしまう
というデメリットがあります。
マンションの廊下収納、パントリー、リビング収納などでは、棚板の奥行が50cm~80㎝の収納がよく見られるのですが、一軒家などで布団をしまう「押入れ」とはちょっと違った収納の難しさがありますよね。
そこで、マンションの奥行きの深い収納を有効活用する収納テクニックをご紹介します!
①手前はよく使うもの、奥は使用頻度が低いもの
「手前は使用頻度の高いもの、奥は使用頻度の高いものを置く」は、奥行が深い収納の収納テクニックの王道です。
使用頻度の低い物の例としては、防災グッズ(在宅避難用)、昔のアルバムや思い出品、季節家電(扇風機、加湿器、ヒーターなど)、季節飾り(クリスマスツリー、五月人形、ひな人形など)、スーツケースなどでしょうか。
逆に言うと、「使用頻度の高いものを奥に入れてしまうと取り出しにくくなってしまう」ということですね。
手前に置くものを低くする
下の3つの写真からも分かるように、手前に置くものは低くしておくと、奥に何があるのか分かりやすいです。
手前:子どものパジャマボックスや習い事バッグ
奥:防災グッズ
手前:普段使いのバッグ
奥:工具、アルバム、マスクのストック、たまに使うパソコンなど
上段手前:文房具 上段奥:鼻吸い機や処方薬の残り
中段手前:電気鍋や日用品ストック 中段奥:防災グッズ
下段手前:エコバッグやお米ストック 下段奥:クーラーボックス
手前に置くものは収納ボックスを活用
奥にある物を取り出しやすくするには、手前に置いているものを動かしやすくしておく必要があります。
幅23㎝程のパントリー。
無印良品のメイクボックスや不動技研のコロ付き収納ボックスを使いました。
保冷バッグが入っているニトリのNインボックスとお米をどかせば、クーラーボックスを出すことができます。
②長さのある物を収納する
「使いにくい奥行きの深い収納」を逆手に取って、収納場所に困る大きい物、長い物を収納する場所に活用しましょう!
ヨガマット(右上)
置き場に困るスーツケースが2個も入りました!
左:旅行用のバッグや大きい保冷バッグ
右:思い出のポスターや絵画
長い物の例として、ヨガマット、クリスマスツリー、スーツケース、大きい保冷バッグ、ポスター、換気扇や空気清浄機のフィルターなど。
特に奥行が深い収納棚の最上段などは、奥に物を入れてしまうと、踏み台などを使っても手が届かなくなってしまうことがあります。
高いところは、手前/奥と分けて使うのではなく、長い物を収納するのがベストです。
③奥行を活用できる収納グッズを使う
「奥にある物もラクに取り出せる収納グッズを使う」という方法もオススメです。
奥行約60㎝の押入れ
奥行56㎝のクローゼット収納
上の収納事例でも使っていて、お客様によくオススメするのが、
・天馬「フィッツユニットケース(奥行55㎝ 幅30/39/44cm 高さ18/23/30cm)」
・天馬「フィッツケース クローゼット(奥行53㎝ 幅35/40/45cm 高さ20/25/30cm)」
・YAMAZEN「キャスター付き収納ラック(奥行57㎝ 幅26/38/44cm)」
・IKEA「SKUBB(奥行55㎝ 幅31㎝ 高さ33㎝)」
などです。
④手前から奥まで同じ物を並べる
手前から奥まで同じものを並べる「奥並べ」という方法もあります。
ただし、賞味期限のあるものは、古いものを手前に出して新しいものを奥に入れなければならないので、上の写真のようにティッシュなど使用期限のない物がよいでしょう。
食器棚のグラス収納などでも使われます。
まとめ
①手前はよく使うもの、奥は使用頻度が低いもの
②長さのある物を収納する
③奥行を活用できる収納グッズを使う
④手前から奥まで同じ物を並べる
という方法をご紹介しました!
色々な方法がありますので、しまう場所や物に合わせて、収納方法を考えてみてください。
自分で考えるのは難しい…という方は、ご相談ください。
「そもそも、廊下収納、リビング収納には何を入れたらいいの!?」というお悩みについても、ブログ記事を書いています。