「ダイニングテーブルの上が物置き状態になってしまうんです。」
「子供の勉強用にと思って作ったカウンターなのですが、全然片付けてくれないんです。」
というお悩みをよくお聞きします。
何とかモノがない状態にしたい!と一時置きのボックスなどを用意するも、そのボックスも気がつくといっぱいになってしまう…
さて、どうしたものか。
ポイントがいくつかあるので、まとめてみます。
ダイニングテーブルやカウンターの上にモノが溜まってしまう原因
ダイニングテーブルの上やカウンターの上にモノが溜まってしまう原因の1つは、置きやすい高さだからです。
人の腰~胸くらいの高さは、「ゴールデンゾーン」と呼ばれるくらい、モノを置きやすい特等席。
そこが空いていたら、誰だって吸い寄せられるように置きたくなるのです。
片付けのプロである私だって、「今は片付けられないからとりあえず…」と忙しい時はカウンターやテーブルに置いてしまいます。
「置きたくなる場所だ」ということを肝に銘じて、「置いたらその日(その週)のうちに何とかする」と意識するしかないと思います。
次に、それほど重要でないモノを「とりあえずとっておく」「後で考える」と後回しにしてしまうというのも、モノが溜まる原因です。
重要でないモノまで「とりあえず残す」という判断をしてしまうと、重要なモノじゃないゆえにいつまでたっても後回しになってしまいます。
後回しにしないようにする方法としては、
・いつチェックするか決める(毎晩チラッと、週末しっかり)
・どうするか書き込む
例えば入金のお知らせなら、「〇月〇日入金確認したら捨てる」と封筒に大きく書けば、「何のお知らせだっけ?」と2回も3回も読み返さずに済みます。
余った薬、チラシなど、重要ではないものは、期限が過ぎたらほとんど不要になるものです。
・一時置きがいっぱいになったら全出しして要らないものは捨てる
・古いものから捨てる
・【要るもの】と判断したなら収納場所を作る
など、していきましょう。
そしてモノが溜まる最大の原因は、テーブルなどにちょい置きされがちなモノが行くべき場所(定位置)が決まっていないことです。
今、テーブルやカウンターの上に溜まっているモノは何ですか?そしてそれをしまう場所は決まっていますか?
決まっていないなら、しまう場所を作らなければなりません。
決まっていたはずなのに入らないという場合は、その本来入るべき場所にあるモノを全部出して要らないものを捨てる・減らす・違う場所に移動するしかありません。
モノが溜まる場所の近くに収納はありますか?
モノが溜まってしまう場所の近くに収納はありますか?
近くに収納があればその中に定位置を作り、「ちょい置き」をせずに、直接定位置に戻す仕組みを作りましょう。
造作のリビング収納などが全くないお家は、片付けやすさを求めるのなら収納が必要です。
置き家具で定位置を作ることも大切です。
ただし、収納家具を置くことで人の動きが悪くなる、部屋が狭くなってしまう、スッキリ感がなくなってしまうというデメリットもあり得ます。デメリットも踏まえた上でどうするか判断しましょう。
定位置を決めたら溢れないように定期的な見直しを
定位置を決めれば片付く!ということはお分かりいただけたと思いますが、それは永久不変にきれいを保てるわけではありません。
「なんか使いにくいな」「しまいきれなくなってきたな」と感じたら、見直しのサインです。
中身を確認して、古いものや不要なものは家から出していきましょう。
生活している以上、モノを買ったりもらったりすることはあります。
自分は気を付けているけど、家族は何の気なしに買ってきてしまうとか、それは仕方のないことです。
「せっかく片付けたんだから、余計なものもらってこないでね」というのも角が立ちますし^^;
「ここの引き出しいっぱいになってきたから、一緒に片付けてくれる?」
「片付けてたら、どうしたらいいか分からないものがあったんだけど確認してくれる?いるならどこにしまったらいいか教えて」
というように、家族にも不要なものがあると認識してもらうことや、判断を奥さん任せ・ママ任せにさせないことかな、と思います。
人は(特に男性は)「私は困ってる」という意思表示をしなければ気づいてくれません。
一人で黙々と片付けていると「なんか一人で頑張ってるな」くらいにしか思われません(泣)
家族で一緒に作業すると、自分自身も「これ使ってないじゃん」と言われることもあると思います。
ムキにならず、「本当に私に必要なもの?ないと困る?」「私も減らしたら、旦那さんも減らしてくれるかもしれない」と冷静に考えてみてください。
まとめ
テーブルやカウンターにモノが溜まってしまうのは、置きやすい場所なのはしかたのないこと。
でも、
・置いたらなるべく早く処理する
・見直すタイミングを決める
・定位置を作る
・溜まりやすい場所の近くに収納がなければ収納を置くことも考える
・定位置を決めても安心せずに定期的に中身の見直しを!
を意識してみてくださいね。
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