「分類が細かすぎるのか、片付けてくれません」
「一度ちゃんとおもちゃを片付けたのですが、その後また増えて追いつきません」
「ちゃんとおもちゃを片付けるようになってほしい」
など、おもちゃ収納についてご質問いただくことが多いです。
訪問片付けサポートでお伺いしたお客さま宅を例に、おもちゃ収納のコツをご紹介します!
1.大きなおもちゃはざっくり収納
ぬいぐるみ、ドレス、戦いグッズなどの大きなおもちゃは、大きなボックスに投げ込み式でざっくり収納がおすすめです。
「この1箱出せばほしいものが全部見つかる!」というくらいの大きなボックスが1つあるといいです。
片付ける時もそこにポイポイ入れるだけでOK。
こちらのお客様宅では、「にんぎょう・ドレス」、その他の分類しにくいものは「おおきなおもちゃ」とグループ分けをしました。
我が家は「なんでもボックス」というものがあり、すでに分類されているものに当てはまらないおもちゃは、「なんでもボックスに入れておけばいいよ」と教えています。
2.1人1個専用ボックス
細々したもので、お友達からもらったもの、兄弟に勝手に触られたくないものなど、ありますよね。
そういうものをカテゴリー分けするのは難しいので、「○○(お子さんのお名前)ボックス」「〇〇のだいじなもの」というボックスを作ってください。
3.遊んでほしいものはあえて出す
「これほとんど遊んでないんですよね~。どうしようかな。」と現れたおもちゃたち。
好きじゃなくて遊ばないのか、他のおもちゃに埋もれて忘れられてしまったのか…
高かったのにほとんど遊ばずに手放すのは、親としては「もったいない」という気持ちになるのもよく分かります。
そんなときは、まず目につくところに出して様子を見てみましょう。
これでも遊ばないなら、「手放す」という決断もしやすいですね。
大人のものでも同じです。
「良さそうだと思って買ったけど、結局使っていない、ほとんど使ってない」というものが出てきます。
使わないともったいなくて捨てられないのに、使わない。
持ち主に使ってもらえないモノも気の毒だし、使ってないものに場所をとられることももったいない!
そういうものはあえて目につくところに出して、「実際に使って捨てるか残すか決める」ことをお勧めします。
4.ラベリングで迷子なし
ちゃんと分類出来たら、ラベリングしましょう!
ここを怠ると、せっかく分類したのにまたごちゃごちゃになってしまいます。
「しーる、すたんぷ」
「おりがみ、はさみ、のり」
「かーどげーむ」
「たべもの」
「しょっき、りょうりどうぐ」
など、開けなくても中身がイメージできるように書くのがポイントです。
しっかり書くことで、他のものが紛れ込むのを防ぐ効果もあります。
幼稚園のお仕度グッズを置いてもよし
お家の間取りにもよりますが、お客様宅の場合、ここはお仕度コーナーにも最適の場所。
小学生になったらカラーボックス1個くらいのスペースが必要ですが、幼稚園の場合はハンカチ・ちり紙・手拭きタオル・カバンを置く場所さえあればお仕度コーナーにできます。
ということで、おもちゃコーナーの一部に幼稚園グッズ置き場も作りました。
わたし・ぼくの場所がきれいになってる!
子どもは「わたしの場所が変わってる!きれいになっている!」と気づくと、喜んでくれます。
「子供が『引っ越したみたい!』と喜んでます」などメッセージをいただくこともあります。
お母さんが頑張って片づけたところで、いそいそと遊んだり片づけたりする姿はなんとも嬉しいものです。
おもちゃは遊ぶためにあるもの。
どうせなら遊びやすく!遊んで遊んで遊びまくって、成長に応じて新しいおもちゃと入れ替えましょう。
遊んでいるもの・遊んでほしいものだけ残す
私が子育てしてきて感じるのは、
赤ちゃん~2、3歳くらいまでの時期は、「あるだけ出す」
幼稚園以降は、たくさんあっても「遊ぶのは限られている」
ということです。
大量のおもちゃは必要ないのです。
おもちゃを増やしているのは大人です。(工作物とかは別として)
「遊んでいるもの、遊んでほしいもの」だけあれば十分、ということを忘れないでください。
年長さん(早い子は年中くらい)から、「これはいる?いらない?」と問いかければ、少しずつ自分で決められるようになってきます。
「うちの子は捨てられない」「何でも”いる”と言う」と思い込まず、少しずつお子さんに「いるいらないを決めさせる」トレーニングをするとよいと思います。
子どもに要不要を聞くと、全部「いる」と言われてしまう…
子どもに「いる」と言われて困ってしまうというお母さんは、こちらの記事も併せて読んでみてください。
我が家のおもちゃ収納もYouTube動画でご紹介しています。