≪ブログ≫ ◇間取りや収納の考え方 ◇間取り相談・収納計画実例

ウォークインクローゼットのアクセスと収納量

2019年3月10日

注文住宅なら多くの人が欲しいと思うウォークインクローゼット。

ちょっと前は収納量の多さが魅力で主寝室に設けるお家が大部分な気がしていました。

最近は家事動線の効率化から、洗濯脱衣室とつなげたり、ファミリークローゼットとしてLDKとつなげたり、2方向からアクセスできるウォークスルータイプなど、様々な作り方があって、間取り図を見るときはいつもマジマジと見てしまいます。

 

先日オンラインで間取り相談をいただいたお客様の間取りも、ランドリールーム(洗濯&乾燥)とリビングの2方向からアクセスできる、ウォークスルー型のクローゼットでした。

ウォークスルー型は、この一直線に通り抜けできる形が最も効率が良いと思います。

ですが、こちらのお客様は収納が1面だけだったんですね。

これでご夫婦のお洋服(オフシーズンも)やバッグ類を全てここに収納するのは、ちょっと厳しいかなと思いました。

 

標準的な衣類の量で、大人1人あたり1間(1,800mm)の収納スペースが欲しいところです。
しかもランドリールームから直接お洋服をしまえるのであれば、「畳む」より「掛ける」収納がメインになると思いますので、なおさら必要なスペースは大きくなります。

アクセスもとても良いので、収納量が少ないのがもったいない気もしました。

 

そこで、私からはウォークインクローゼットを広げて2面収納を設けてはどうかとご提案させていただきました。

900㎜広げただけで収納量が2倍になります。

これだけあれば、衣替えが不要なクローゼットになります。
または、リビングからもアクセスできるので、お子さんが小さいうちはファミリークローゼットとして使うことができ、ママは家族全員のお洋服を一気にしまうことができますね。

書斎すぺーすは半分になってしまったのと、お子さんのランドセルやアウターなどをしまう場所がなかったので、お子様のお仕度コーナーにしてはどうでしょうか?とご提案させていただきました。

 

ウォークイン(スルー)クローゼットは、
・アクセス(どことつなぐか)=何を収納するのか?
・収納量=必要なモノが全て入るかどうか
がカギとなります。

素敵なお家になりますように☆



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  • この記事を書いた人

新井友紀子

整理収納アドバイザー/住宅収納スペシャリスト。 間取りとお客様のライフスタイルから、ラク家事・ラク片付けにコミットする収納提案をする「間取りから片付く仕組みを作る」メソッドが好評を得ている。 クライアントの自宅へ訪問する「片付けサポート」のほかに、新居の収納プランニングやオンラインでの間取り収納相談なども行っており、サポート・相談実績は400件を超える。

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