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育休復帰前、子供の入学前にお家を整えたい!

2019年1月11日

今週は、ご新規のお客様宅2軒お伺いしてきました。

年の終わり頃から「育休復帰前にお家を何とかしたい!」「子どもの入園・入学前にお家を片づけたい!」というご依頼が本当に増えてきます。
お二方もまさにそんな理由で、私にご依頼をくださいました。

増えてしまったおもちゃ、子供服、幼稚園で作る子供の作品、親戚から送られてくるお下がり服で、「数年前はそこそこ片付いていたのに、今はモノが増えるスピードが速すぎて片付けが追いつかない!」と多くの方が仰います。

このままお仕事復帰、お子さんの入園・入学を迎えてしまうと、
☑家での家事の時間が短くなり、ますます片付かなくなってしまう…
☑お子さんの身支度スペースが整っていないので、ママの負担が増え、さらにはお子さんの自立や片付け能力を妨げる
☑保育園、幼稚園、学校の書類の整理が追い付かなくなり、書類があちこちに山積みになる
となるのは想像に難くないですね!

そして将来子供部屋にしようと思っているお部屋は、ご夫婦それぞれが独身時代に持っていた家具や収納用品、子供のおもちゃやベビーグッズの段ボールででごちゃごちゃしている…

これはどんな収納テクニックを駆使しても、モノの量を減らさなければ解決しません!

 

モノの見直しポイント

今すぐにでも始められるモノの見直しポイントを3つほどご紹介します。

■独身時代の家具や収納家具など、現在ほとんど機能していないものは処分しましょう!

「高かったから」「まだ壊れていないから」「将来子供部屋で使えるかもしれないから」「子供部屋ができたらリビングで使いたいから」など様々な理由があるかもしれませんが、使っていないということは「今子供がいる暮らしに対応していないモノ」なのです。

子供部屋を作るのは、お子さんが何歳の時でしょうか?
小学校に入ったら?
ご自身が子供部屋で一人で寝られる、宿題ができるようになったのは何年生の時ですか?
ちなみに小学校1年生の娘はまだまだ子供部屋はいらないと言っており、リビングにおもちゃも学校の道具も置き場を設けています。

そして、使っていない家具や収納家具は非常にスペースを取ります。
ということは、無駄になっている空間が多いということ。
その空間にも家賃やローンが発生していることを忘れないでください。
自宅にトランクルーム使用料を払っているようなものです。

何年も使っていない物は、「当時、しっかり自分の生活を支えてくれた」ことで十分役割を果たしています。

粗大ゴミ、リサイクルショップ、フリマサイトなどを活用し、潔く手放して「今、未来のための空間」をしっかり確保して下さい。

 

■マイルールを設ける

もらったもの・買ったものは、消費する・家の外に出す(捨てる、あげる、売る)をしなければ、勝手に家から出て行きません。

消耗品はいつかは消費できますが、それ以外のモノに関しては、自分で見直しのルールを決めて手放していくほかありません。

・期限を設ける
賞味期限、使用期限のあるものは、「それ以上経ってから食べる・使用すると、美味しく食べられませんよ、十分な効果を発揮しませんよ、安全性は保障しませんよ」ということです。
大幅に過ぎているものは手放していきましょう。
食品、お薬、化粧品、ポイントカードなどに有効です。

 

・収納スペースがいっぱいになったら中身を見直す
「以前は10しかなかったからこの箱に収まっていたけど、今は20に増えてしまったので箱を大きくしよう」では、モノは増える一方です。
20に増えてしまったということは、増えるスピードと減らすスピードのバランスが合っていないということです。
増えるスピードが速すぎるということを認識するためにも、収納スペースを拡大する前に中身を全て出して、使わなかったもの、今後も使う予定のないものがないか見直してみましょう。
キッチングッズ、おもちゃ、書類、お洋服などに有効です。

 

■絵本のカバーやおもちゃの空箱、とっておく必要ありますか?

多くのお宅で見かけるのが、絵本のカバーとおもちゃやベビーグッズの空箱です。


下のお子さんのことを見越して保管する時のために空箱を残すというのは良いと思います。

でも、「誰かにあげるかもしれないから」「売る時に箱があった方が値段が付くかもしれないから」で残しておく意味はあるでしょうか?
誰かにあげるとき、本当に欲しいものだったら「箱やカバーがなくてもいい!」と言ってくれると思いませんか?
箱やカバーは、購入意欲を湧き立たせるためのもの、見栄えをよくするためのもの、商品を守るためのものです。
大事なのは中身ですよね。

また、箱の有無で売値がいくら変わると思いますか?
売れるまでの間に上述したように場所代を払っていたら、箱代より高くつくと思いませんか?

どうしても手放す決断がつかないという場合は、せめて箱は畳んで保管しておきましょう。

 

モノの見直しを経て、「片付く家、動線の良い家」を考えることができる

モノの見直しをしっかり行っていただいた方ほど、「片付けやすい家、家事動線や生活動線がスムーズな家」に変えることができます。

「片付けやすいってどんなこと?」「動線が良いってどんなこと?」も少しずつ書いていきたいと思います。

見直しポイント、大なり小なり参考にしていただけることがあったかと思いますので、是非ご夫婦、ご家族で取り組んでみてくださいね。

 

ご相談は、間取り・動線・収納診断+お片付けのページ



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  • この記事を書いた人

新井友紀子

整理収納アドバイザー/住宅収納スペシャリスト。 間取りとお客様のライフスタイルから、ラク家事・ラク片付けにコミットする収納提案をする「間取りから片付く仕組みを作る」メソッドが好評を得ている。 クライアントの自宅へ訪問する「片付けサポート」のほかに、新居の収納プランニングやオンラインでの間取り収納相談なども行っており、サポート・相談実績は400件を超える。

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