≪ブログ≫ ◇間取りや収納の考え方

間取り作りで失敗しないための要望の伝え方

2018年12月29日

今、間取り相談の時に使用するヒアリングシートをアップグレード中です。

実際に、最近マイホーム計画が始めまり、ハウスメーカーを選びをしているお友達に、ヒアリングシートを記入してもらい、それに対してのアドバイスをさせていただきました。

☑自分の知らない事をたくさんアドバイスしてもらい、自分たちの意見をまとめておく必要性を強く感じた

☑間取り作成前にこのヒアリングシートに取り組んでおけば、事前に考えておく事が明確になり、実際暮らし始めてから起こるであろう不満も減ると思う。

☑「住宅メーカーの営業さん・設計さんの目線で考える事が、施主のライフスタイルに合った収納・間取り提案につながっているか?」という事のセカンドオピニオンにもなっていいと思った

というような感想を頂きました。

 

なぜヒアリングシートを見直そうと思ったか

これまでも間取り診断・間取り相談をご利用いただいたお客様には、家族構成やライフスタイルなどについてお聞きする簡単なヒアリングシートをお願いしておりました。

そしてオンライン相談の時に、そのヒアリングシートの回答と間取りがリンクしないように感じるときに、さらに深く質問します。
すると、「要望の伝え方が悪いのではないか」と感じることが多いのです。
そのため、施主様の要望が担当者の方にしっかり伝わるヒアリングシートを作りたいと考えました。

 

間取り作りで失敗しないコツは、要望の伝え方にあり

例えば、「リビング階段希望」と要望を出したとします。
そう言われたら、担当の方は設計士さんに「A様はリビング階段が希望だそうです」と伝えますよね。
すると、Aさんにとってリビング階段は絶対必要となってしまうわけです。

これだけでは、リビング階段がいいと思った理由が、「家族の気配を感じたいから」なのか「開放感を感じるから」なのか「階段下をリビング収納などにして有効活用できるから」なのか、あるいはそれ以外の何か理由があるのかわかりません。

「家族の気配を感じたい」というのが理由だとしたら、他にも吹き抜けを作るとか別の提案があるかもしれません。

また「上階の冷気が下りてくる」「キッチンの臭いが上階に上がってしまう」というデメリットを知らずに、「リビング階段が良い」と思っているかもしれません。

だったら「家族の気配を感じたい、子供が大きくなってもコミュニケーション取りやすいようにしたい」と言えばよいのです。

あるいは「〇〇という理由で、リビング階段がいいなと思ったのですが、どうなんでしょう?他にもいい案があれば教えて欲しいです」と聞いてみるのも良いと思います。

「絶対これ!」という限定的な要望の伝え方ではなく、「どんな生活・暮らし方をしたいのか」を伝えることが大切です。

担当者さん、設計士さんの提案力が存分に発揮されるでしょう。

 

間取り作成前やマイホーム計画初期から使ってもらえるヒアリングシートを

間取り診断・相談とサービスメニューに書いていると、間取りがある程度出来上がった段階でご相談に来られる方が多いです。

ですが、その要望の伝え方がおかしいと、全部要望を伝えたはずなのに間取りがしっくりこない、本当にこれでいいのかと悩むことになってしまいます。

なので、間取り作成前、さらには契約前などマイホーム計画初期から使ってもらえる『理想の暮らしを叶える間取り作りの軸』となるようなヒアリングシートを作りたいと考えました。

ヒアリングシートはただ質問するだけでなく、質問のご回答に対して「具体的にこんなことも考えてみてください」「こんな風にお伝えしてみてください」といったアドバイスを書き添えて返却させていただくものにします。

 

もちろん、「オンライン間取り相談」でも使用していきます。

 

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  • この記事を書いた人

新井友紀子

整理収納アドバイザー/住宅収納スペシャリスト。 間取りとお客様のライフスタイルから、ラク家事・ラク片付けにコミットする収納提案をする「間取りから片付く仕組みを作る」メソッドが好評を得ている。 クライアントの自宅へ訪問する「片付けサポート」のほかに、新居の収納プランニングやオンラインでの間取り収納相談なども行っており、サポート・相談実績は400件を超える。

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